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アンジー、「怖いおじいちゃんは見ちゃダメ!」と子供たちに禁止令!?

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こんなおじいちゃんは嫌だ!
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 アカデミー主演男優賞など数多くの演技賞に輝いてきた名優ジョン・ヴォイトが、自身にゴールデン・グローブ賞助演男優賞をもたらした新作ドラマ「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で、かつてないほどの強烈キャラを演じている。

 本作でジョンが扮(ふん)しているのは、ハリウッドの裏を仕切るトラブル解決屋(フィクサー)である主人公レイ・ドノヴァン(リーヴ・シュレイバー)の父親ミッキー。一見すると気の良さそうなちょいワルじいさんだが、しかしその鋭い眼光にはただならぬ雰囲気が漂う。実は、麻薬の売人をしていた過去を持ち、20年ぶりに刑務所から仮釈放されたという筋金入りの極悪人なのだ。

 「ミッキーは間違ったことをたくさんするが、それは衝動的なもの」とジョンが語るように、出所した彼が真っ先にするのは神父殺し。これには理由があるのだが、それにしても刑務所を出た直後に人を殺すというのは尋常ではないこのキャラクターを象徴している。そんなミッキーを「特別な種類の動物」と分析するジョンは、目的のためならためらうことなく行動する彼の異常性をすさまじい迫力で演じる。

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 このように凶暴な素顔を隠さない一方、自分のことを憎む息子レイとの関係を修復し、可愛い孫たちとの絆も深めようと努めるミッキー。かつて主演映画『暴走機関車』の役作りのため囚人について徹底的なリサーチをしたというジョンは、「タフな演技をするだけではだめだ。囚人だって他の人間と同じ」だと述べる。だからこそ、視聴者はミッキーの本性を測りかね、かえって得体の知れない薄気味悪さを感じることになるわけだ。

 家族を愛する不器用な父親・祖父の顔と、いつキレてもおかしくない狂犬の顔を持ち合わせる男ミッキー。果たして彼は本当に改心をしたのか、それともなにか恐ろしい企みがあるのか。その存在は作品全体に暗い影を投げかけていく。あまりの悪役ぶりに娘アンジェリーナ・ジョリーが自分の子供たちに見ることを禁止したという、ジョン・ヴォイトのカリスマ的な極悪演技は必見だ。(なかざわひでゆき)

「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」は海外ドラマ専門チャンネルスーパー!ドラマTVにて3月14日(金)22:00、独占日本初放送スタート!

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