夏菜、昭和歌謡で大人の女性目指す?リリー・フランキーと名曲の魅力再発見
リリー・フランキーと女優の夏菜が12日、NHK BSプレミアムで31日よりレギュラー放送が決定した、MCを務める音楽番組「The COVERS」の都内で行われた取材会に出席し、番組の魅力を語った。
同番組は、ジャンルを超えたJ-POPアーティストたちが、歌謡曲やポップスなど昭和の名曲を中心としたナンバーをカバーする音楽番組。昭和の歌謡曲をこよなく愛するリリーと平成元年生まれの夏菜がMCを務め、ゲストのアーティストたちとトークを繰り広げる。今月31日の初回放送には横山剣が登場するほか、4月7日には一青窈、4月14日には大塚愛、4月21日にはフラワーカンパニーズが出演する。
世代の異なる二人の掛け合いも、番組の見どころのひとつ。夏菜は歌謡曲を知らない世代として「改めて昔の曲を聞いて好きになったり、自分のためになる」と番組をアピール。続けて、「その良さや思いを伝えていきたいと思ったので、リリーさんのおすすめの曲もたくさん聞いて、一歩ずつ大人の女性になっていければ」と意気込むと、リリーは「よくスナックとか飲み屋で、(若い子に)『え、この曲知らないの?』とか言うとウザがられるけど、今回は番組がこういう内容なのでいばって教えられる」と大歓迎。
そこで夏菜が「本当に勉強になります。カラオケに行って目上の方と一緒に歌える歌があるのは心強いと思う」と声を弾ませると、リリーは「あまりにマニアックな古い曲を歌うと、オヤジと付き合ったことあるのかって思われちゃいますから、気を付けて」とリリーらしい助言で笑いを誘った。
番組内ではリリーがセレクトする埋もれた楽曲を流すコーナーもあり、昨年放送した番組では順弘子の「さっそく振込ありがとう」を、収録済みのものでは西条ロックの「三つで五百円」などを紹介。リリーはJ-POPとはまた異なる歌謡曲の魅力について「女が好きだとか、金が欲しいとかみんなよく歌っていたはずなのに、今は流れてこない音楽になっている。そういう曲は、どんどんあってほしい。音楽は道徳の時間じゃないですから」と楽曲から漂う人間臭さを挙げて説明していた。(中村好伸)
番組「The COVERS」はBSプレミアムにて3月31日スタート(毎週月曜日23:15~23:44放送)