新『ファンタスティック・フォー』の黒人俳優の起用に厳しい声 本人は「想定していた」と反応
人気アメリカンコミックを映画化した『ファンタスティック・フォー』シリーズのリブート作品で、メインキャラクターに黒人俳優が起用されたことに不満を漏らすファンがいるようだ。
映画『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』よりヒューマン・トーチフォト
「ファンタスティック・フォー」は、宇宙放射線を浴びて超人となった4人組が地球のために戦う、マーベルコミックスの人気シリーズ。2005年と2007年に映画化され、2015年に公開予定のリブート版ではキャストを一新するため、ファンの間で話題になっていた。
中でも、ヒューマン・トーチ役に映画『クロニクル』の黒人俳優マイケル・B・ジョーダンが起用されたことについて、「彼はヒューマン・トーチではない」とネガティブな反応が見られるようだ。ヒューマン・トーチ=ジョニー・ストームは全身から炎を発する能力を持つキャラクターで、コミックでは白人として描かれ、前述の映画ではクリス・エヴァンスが演じていた。
ComingSoon.netなどのメディアによると、ローマで行われた『フルートベール駅で』の上映イベントに出席したマイケルは、この反応を「想定していた」とコメント。人それぞれ思うことがあるのはしょうがないと述べ、「みんなをハッピーにすることはできない。それを理解しないといけない」と思いを明かした。その上で「僕は漫画で育ってきたし、ヒューマン・トーチは大好きなキャラクターの一つ。だから全力でやるつもりだよ」と撮影の意気込みを力強く語っている。(山口浩太)