櫻井翔はいつも新聞を読んでいる!? 宮崎あおい&濱田岳が語る撮影中の素顔
嵐の櫻井翔が若き内科医・栗原一止を好演したヒット作の続編『神様のカルテ2』。主人公を献身的に支える妻にふんした宮崎あおいと、新たなメンバーとして加わった濱田岳が撮影秘話を語った。
一止が一人前の医師として成長していくさまを描いた前作のラストで、妻・榛名の妊娠がわかった後から始まる本作は、学生時代の親友夫婦や恩師夫婦を加えた3組の夫婦それぞれの関係を軸に、家族の絆や友情、命の尊さを描き出す。
今回は妊婦を演じるため、表情も柔らかで母性を意識したという宮崎。「最初の方は、おなかも目立たないのですが、後半、おなかに5キロくらいのウエイトを入れたシーンもあって、こんなに重くてこんなに腰が痛いとは思いませんでした。貴重な疑似体験でした」と笑う。
一方、濱田が演じるのは、一止と榛名が住む御嶽荘の住人である屋久杉くん。榛名に憧れるちょっと風変わりな学生だ。「正直、どうやって役をつくろうかと悩んでしまって。でも、おでこ丸出しの髪型と独特の衣装、それとビックリするぐらい完成度の高いセットに助けられました。東宝のスタジオにいることを忘れるほど、まさに御嶽荘の空気感が再現されていて、すーっと役に入ることができました」と振り返った。
撮影はほぼ御嶽荘でのシーンがメインだったと語る宮崎と濱田。忙しい撮影の合間は、「趣味の編み物で、タブレットケースやあめちゃん入れを作っていた」(宮崎)、「緊張から逃れたくて現場に置いてあったマンガを読んでいた」(濱田)と対照的だったようだ。
主演の櫻井は? と尋ねると、「いつも新聞を読まれていて、さすがだなって」(濱田)、「わたしも岳くんと一緒で、新聞を読んでいる印象。前作でもそうだったけど、櫻井くんはとても真面目。撮影中も疲れている顔なんか見せないし、真面目で本当にいい方なんです」(宮崎)と明かした二人。共演者たちも感心するほどの櫻井の仕事ぶりは、スクリーンで演じる一止とどこか重なるところがあるかもしれない。(取材・文:前田かおり)
映画『神様のカルテ2』は公開中