「がんこちゃん」あきやまるなさん死去に共演者も沈痛…「今も声が聞こえる」
NHK「ざわざわ森のがんこちゃん」のがんこちゃん役で知られる声優のあきやまるなさんが8日、虚血性心不全のため59歳で死去したことについて、同番組で共演した俳優で演出家のIKKANが13日にブログを更新、悲痛な思いをつづった。
IKKANは「がんこちゃん」でかっぱのラッパーの声を担当。息子も大好きな番組だったといい、起用されてから最初の収録を「あのがんこちゃんの声を一番近くで聞きながら、いつも子供のことを思い出して、懐かしくて幸せな気持ちになっていた」と振り返った。
昨年交通事故のため死去した、桜塚やっくんこと斎藤恭央さんのキャラクター「スケバン恐子」を発案したことでも知られるIKKAN。そのため、あきやまさんの死を伝えるニュースで「がんこちゃんの…」というタイトルを目にしたとき「やっくんが亡くなったときのことをすぐさま思い出した」といい、「しばらく愕然とした」と告白した。
さらに番組キャスト全員が「がんこちゃんを愛していた」と付け加えたIKKAN。最後は、あきやまさんに呼び掛けるように「るなさん 今も頭のなかで、がんこちゃんの声が聞こえます」とつづり「ご冥福をお祈りします」と故人をしのんだ。
あきやまさんは、1954年4月17日生まれ、東京都出身。「がんこちゃん」のほかにも、テレビアニメ「忍者ハットリくん」の夢子役、「銀河漂流バイファム」のペンチ・イライザ役などでも知られる。(西村重人)