ベン・スティラーが5年ぶりに来日!岡村隆史にバディー役をオファー
5年4か月ぶりに来日した米俳優ベン・スティラーが17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『LIFE!』のジャパンプレミアに出席した。会場には、日本語吹き替え版でベンふんする主人公・ウォルターの声を演じたナインティナインの岡村隆史も姿を見せ、来日前から対面を楽しみにしていたというベンは、共演のオファーを持ち掛けて岡村を大喜びさせた。
岡村と共にレッドカーペットに登場したベンは、「コンバンハ! ミンナゲンキ!」と集まったファンを前に日本語であいさつし、握手や写真撮影など気軽にファンサービス。試写会場では、岡村に対し「大変面白い方と伺っています。(僕を)面白く演じていただいてとてもうれしいです」と声を掛ける。さらに岡村の夢がハリウッド進出であると聞くと、「よかったら刑事物のバディー役で共演しませんか? 一緒に『ビバリーヒルズ・コップ』のような作品とか」と共演をオファーし、岡村を大感激させた。
一方、岡村はベンについて「楽屋が一緒だったんですけど、僕がこれまで会ったハリウッドスターの中でも、かなりいい人の部類に入ると思います」と優しい人柄を絶賛。ベンの吹き替えを担当したことについては「大変でした。声優というのはやりたいと言って簡単にやるものでもないなと思いました。まさに専門職だと感じました」としみじみ苦労を振り返った。
また、ベンからのハリウッドオファーに「ジャッキー・チェンにもお願いして、(作品に)出させてやると言われたのですが、一向に実現していないですからね。どうですかね」と半信半疑の様子も見せた岡村だが、ベンから「ギャラは高いんでしょ?」と問われると、「ギャラは1万2千円から出ます」と意欲的。その理由については「大阪から東京に出てきて最初の仕事のギャラが1万2千円。ハリウッドでも最初は1万2千円から頑張りたいと思っています」と説明していた。
本作は、ベンが製作・監督・主演を務めたヒューマンドラマ。空想癖のある主人公ウォルターが未知なる土地への旅を経て、自分の可能性を再発見していくさまを描く。(取材・文 名鹿祥史)
映画『LIFE!』は3月19日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開