村上春樹、9年ぶり短編集が来月18日に発売! “たばこのポイ捨て”描写で町名は変更へ
作家・村上春樹の、9年ぶりとなる短編小説集「女のいない男たち」が4月18日、文藝春秋より発売されることが明らかになった。同書には書き下ろし1編を含む全6編を収録。村上の新刊が発売されるのは、昨年4月の長編小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」以来、約1年ぶりとなる。
収録されているのは、「文藝春秋」に掲載された「ドライブ・マイ・カー」(2013年12月号)、「イエスタデイ」(2014年1月号)、「木野」(2014年2月号)、「独立器官」(2014年3月号)のほか、2014年2月に発行された「MONKEY」vol.2 収録の「シェエラザード」、書き下ろしの「女のいない男たち」の6編。
収録作の「ドライブ・マイ・カー」は「文藝春秋」2013年12月号に掲載された際、作中のたばこのポイ捨て描写をめぐり、北海道中頓別町(なかとんべつちょう)の町議が発行元の文藝春秋に質問状を送るという騒動があった。これに対して、村上は単行本化の際に該当の町名を変更する意向を明かしている。(編集部・福田麗)
短編集「女のいない男たち」は4月18日発売 価格:1,574円(税抜き) 15日より、全国の書店ならびにネット書店で予約を受け付ける