斉藤由貴、大森一樹監督と20年ぶりに再タッグを組む?!
23日、東京国立近代美術館フィルムセンターにて、「自選シリーズ 現代日本の映画監督2 大森一樹」トークイベントが行なわれ、大森監督が80年代に製作した映画作品の主演を務めた斉藤由貴がゲストとして登壇、撮影当時を懐かしそうにふり返った。
フィルムセンターが開催する「自選シリーズ」は、映画監督自身が、自らの作品から、上映するものを選ぶというイベント。今回の第2回目は、大森一樹監督の「自選」した作品がスクリーンに登場する。
この日は、大森監督が斉藤とコンビを組んだ映画『トットチャンネル』などが上映。大森監督いわく、斉藤は「本番の『ここで決める!』っていうときに必ず失敗する」そうで、そんなところが「ゴールディ・ホーン(コメディを得意とするアメリカ女優)みたい」と称した。
だが斉藤は「(失敗したことを)覚えてないんですよねえ…。すみません」と無邪気。これには大森監督も「でも完璧になられるよりは、そっちのがいいな」とコメント。すると斉藤が、「また取ってつけたようなこと言って!」と突っ込み、息のあったテンポのいい会話で会場を和ませた。
また、斉藤が今年、芸能生活30周年を迎えたことが発表されると、斉藤は「人生って早いですね。最近よく思います」とあいさつ。大森監督が「いまだお美しくて」と褒めるも、「やめてください、すっごく嘘くさいから!」と大照れする場面も。そして司会者が、「これを機会に、大森監督とのコンビ作をまた作っていただきたい」と口を開くと、会場も大きな拍手で後押し。これには斉藤も笑顔で、「(撮影に)呼んでください」と大森監督に依頼。監督も「ぜひ」とうれしそうに応え、20年ぶりに名コンビ復活作品が誕生しそうな予感に、会場の期待は高まっていた。(取材・文:藤井郁)
『自選シリーズ 現代日本の映画監督2 大森一樹』は東京国立近代美術館フィルムセンターで3月30日まで開催