上原美優さん記事をめぐる裁判で判決 所属事務所側の主張がおおむね認められるも、被告側は控訴
2011年5月に死去したタレントの上原美優さんが所属していた芸能事務所のプラチナムプロダクションは18日、上原さんの死をめぐる記事についての損害賠償請求訴訟の判決が出たことをオフィシャルサイトで発表した。
同訴訟のきっかけとなったのは、AV監督の村西とおる、および株式会社レオンプロモーションがウェブサイトやメールマガジンで掲載・配信した「上原美優さまの死の真相」と題した記事。これに対して、プラチナムプロダクション側は記事内容が事実無根であると主張。また、記事が同社の名誉毀損(きそん)にもあたるとして、損害賠償などを求めて訴訟を起こしていた。
プラチナムプロダクションは18日付で「訴訟の判決に関するお知らせ」と題したお知らせを掲載すると、「本判決においては、これまで当社が主張してまいりました内容が、概ね認められました」と発表。その上で、村西をはじめとする被告側に賠償金の支払い、ブログ記事の削除、ウェブサイト・ブログ記事上への謝罪広告の掲載、メールマガジンにおける謝罪広告の配信といった判決が言い渡されたことを明かした。
なお、同社によると、これに対して、被告側からは10日付で控訴の提起があったとのこと。同社は「控訴審においても、引き続き、本件ブログ記事及び本件メルマガ記事の内容が事実無根の内容であり、当社及び当社代表取締役社長の名誉・信用を著しく棄損するものであることを主張してまいる所存です」と明かしている。
「大家族貧乏アイドル」として人気を博していた上原さんは2011年5月12日、自宅で首をつっているところを発見され、その後、病院で死亡が確認された。(堤本敬太)