映画『ロリータ』『屋根の上のバイオリン弾き』の撮影監督が死去
映画『ロリータ』(1961)などの撮影を手掛け、『屋根の上のバイオリン弾き』(1971)ではアカデミー賞撮影賞を受賞した英国の撮影監督オズワルド・モリスさんが、現地時間17日、英国ドーセットの自宅で亡くなった。98歳。英国映画撮影協会が明らかにした。
オズワルドさんが撮影を担当 映画『007/黄金銃を持つ男』フォトギャラリー
オズワルドさんは、1915年英国のミドルセックス生まれ。第2次世界大戦で空軍に従軍した後、映画界入り。ジョン・ヒューストン監督のもと、『赤い風車』のカラー撮影で名をはせた。その後、映画『女が愛情に渇くとき』『丘』『寒い国から帰ったスパイ』で3年連続英国アカデミー賞撮影賞を受賞して撮影監督の地位を確立した。
オズワルドさんはキャロル・リード監督と映画『オリバー!』、シドニー・ルメット監督と映画『ウィズ』、ジム・ヘンソン監督と映画『ダーククリスタル』などでタッグを組んでおり、幅広い題材を手掛けながら長年活躍した。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)