宮藤官九郎、ドMな悪徳弁護士役で12年ぶり連ドラ出演!
脚本家の宮藤官九郎が4月にスタートする尾野真千子主演の月9ドラマ「極悪がんぼ」(フジテレビ系)で、ドMな悪徳弁護士を演じることが明らかになった。宮藤が連続ドラマに出演するのは2002年のTBS系ドラマ「夢のカリフォルニア」以来、約12年ぶり。月9には「二千年の恋」(2000年)以来、約14年ぶりの出演となる。
「カバチタレ!」の田島隆(原作)と東風孝広(作画)コンビによる同名コミックを原作にした本作は、同僚に100万円を貸したことが発端で多額の借金を背負わされ、人生のどん底に落ちたヒロイン・神崎薫(尾野)が、持ち前の“負けん気根性”で這い上がっていくさまを描く裏社会エンターテインメント。原作の世界観を残しながらもドラマでは、主人公を男性から女性に、舞台を広島から架空の金暮市(かねくれし)に置き換えている。
宮藤が演じるのは、金のためなら汚い手を使ってでも依頼人を助ける強欲な弁護士・豊臣嫌太郎(いやたろう)。仕事を離れると、仲里依紗演じるスナックのママ・真矢樫キリコにぞっこんで、果敢にアタックを仕掛けるもまったく相手にされず、それがまた快感というドMな役どころだ。先日行われた初めての収録で宮藤は、キリコにひざまずき求愛するも「黙っとれ変態!」と一蹴されるが、「もっとお仕置きして~」と手に口づけをしようとし、思いっきり蹴られるというシーンに挑み、見事な“ドM”っぷりを発揮していた。
今回の決定に宮藤は「12年ぶりの連続ドラマ出演。月9は14年ぶりだそうです。そして生涯初の弁護士役。できるのか? できるんだろうか? 立ち位置とか、セリフとか、モニターチェックとか、もろもろ楽しめるのか?」と不安を吐露。その一方で「キャストは百戦錬磨のつわものばかりだし、監督は河毛(俊作)さんだし、きっと優しく介護してくれるに違いない」と期待を込め、「皆さんの胸を借りて、胸から胸に飛び移りながら1クール乗りきろうと思います。頑張っているように見えないように頑張ります!」と意気込んだ。
そのほかにも本作には、椎名桔平、三浦翔平、竹内力、板尾創路、宇梶剛士、小林薫、三浦友和ら個性豊かな面々の出演が決まっている。(編集部・中山雄一朗)
フジテレビ系ドラマ「極悪がんぼ」は4月14日スタート 毎週月曜日午後9時~9時54分放送(初回15分拡大)