上野樹里、イメージ覆す冷酷な復讐鬼役に手応え!
女優の上野樹里が4日、代官山のリストランテASOで行われた、テレビドラマ「アリスの棘」の完成披露試写会に出席し、これまでのイメージを覆すような冷酷な役柄にチャレンジした心境を語った。
本作は上野にとって、2011年の「江~姫たちの戦国」以来、およそ3年ぶりとなる主演テレビドラマ。構想に3年を掛けた完全オリジナル作品となり、クールでタフな主人公・水野明日美(上野)が、かつて父親を死に追いやった悪徳医師たちに鉄ついを下すさまを描き出す。
冷酷な復讐(ふくしゅう)鬼というダークヒロイン像は、これまでの上野のイメージを覆すもの。本作のオファーを受けたのは、温かく柔らかな世界観の恋愛映画『陽だまりの彼女』をちょうど撮り終えたころだったといい、上野は「次は今までやったことがないようなものをやってみたいと思ったんです」と振り返る。
またオファーの時点で、数年前から構想を練っていた作品であると聞いていたことも明かし「復讐(ふくしゅう)ものって、構想を練るのが難しい。けれど、(オファーの時点で)最終回までの流れが練られていた。難しいチャレンジですけど、安心して挑めました」と笑顔を見せた。
この日の試写会場には、ドラマの登場人物の隠喩(いんゆ)として使われている「不思議の国のアリス」をモチーフとした飾り付けがされ、上野も「すごくかわいい!」と笑顔。会場の庭に、「不思議の国のアリス」に登場する卵のキャラクター、ハンプティ・ダンプティが飾られていることに気付くと「すごい! 庭にまで。ビックリしました」と目を輝かせていた。(取材・文:壬生智裕)
ドラマ「アリスの棘」はTBS系にて4月11日放送開始(毎週金曜夜10時)