井上真央、やなせさん最後の「アンパンマン」映画で声優初挑戦!
女優の井上真央が、人気テレビアニメ「アンパンマン」の劇場版最新作『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』に登場する新キャラクター、りんごぼうや役で声優に初挑戦することがわかった。
本作は、昨年10月に94歳で亡くなった絵本作家やなせたかしさん最後の原作絵本「アンパンマンとりんごぼうや」をもとにした、26作目の映画シリーズ。東日本大震災の後、やなせさんがアンパンマンを通して、愛と勇気を届けるために原作に取り掛かった「復興3部作」の完結編となる。
りんごぼうやは、ヒーローに憧れる元気な男の子。井上はみんなのために奮闘するアンパンマンの姿に、最後は「真のヒーロー」を目指すまでになる、りんごぼうやの前向きなイメージにぴったりという理由から声優に大抜てきとなった。
やなせさんが「アンパンマン」で描いたヒーロー像に「大人になった今でも勇気や希望をもらっています」という井上。生前のやなせさんと会うことは叶わなかったが、今年1月に放送されたNHKスペシャル「みんなの夢まもるため~やなせたかし “アンパンマン人生”~」では語りを担当しており、「ドキュメンタリー番組のナレーション、そして声優と、さまざまな形で関われることが本当にうれしいです」と喜びを語る。
2012年の『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』では「復興」、2013年の『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』では「希望」、そして「望郷と故郷の再建」がテーマとなる本作。やなせさんからのラストメッセージともいえる作品に井上は「聞いただけでも恐縮してしまいます」としながらも、「先生が最後に残された作品に携われる喜びをやりがいに変えて、初挑戦ながらも精いっぱい務めさせて頂きます」と気合を込めている。(編集部・入倉功一)
映画『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』は7月5日より全国公開