ジェームズ・キャメロン、失踪したマレーシア航空機の捜索について「どうすれば良いのかわかっている」
映画『アバター』などのジェームズ・キャメロンが、現地時間3月8日に消息を絶ったマレーシア航空機の事件に関して意見を述べた。
深さ約1万1,000メートルのマリアナ海溝の最深部チャレンジャー海淵に、世界初の単独到着を果たしたことでも有名なキャメロン監督。キャメロン監督は、米時間4月11日にソーシャルニュースサイトReddit.comに、自身の写真と共に質問を受け付けるトピックを立ち上げ、「あなたの潜水艦での経験から、失踪したマレーシア航空機捜索へのアドバイスはありますか?」との質問に、「どうすれば良いのかわかっている」と返答した。
その方法については、フライトレコーダーからの受信音を頼りに、音響データでサーチボックスと呼ばれる三角形を作成し、海底より400フィートから500フィート(約122メートルから約152メートル)でAUV(自律型無人潜水機)を運用して、ソナー信号をまとめ分析すると説明。またこの作業には深海専用の潜水艦は必要ないだろうとも語った。ただし、「これがしかるべき方法だろう。しかし、これらはそのほかの科学機器ではなく、ブラックボックス(飛行機内のフライトレコーダーとボイスレコーダー)から音が発生している場合にのみ使用できる方法だ」とも付け加えている。
キャメロン監督はそのほか「エイリアンクイーンとT-800とナヴィが戦ったら誰が勝ちますか?」などの質問にも、「武装していたらT-800。武装していなかったらエイリアンクイーンが勝つ」と真摯(しんし)に答えている。(編集部・井本早紀)