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今、明かされる“伝説の修道院”の真実…ナレーションなし・音楽なしの静寂の予告編が公開

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映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』ポスタービジュアル
映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』ポスタービジュアル

 世間から隔絶された修道院の内部と、そこで暮らす人々の生活を世界で初めてカメラで撮影したドキュメンタリー映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』が、7月12日より公開される。

映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』予告編

 同作は、フランス・アルプス山脈に立つグランド・シャルトルーズ修道院、そして同地で暮らす修道士たちの生活を捉えたドキュメンタリー映画。1084年に設立された同院はカトリックの中でも厳しい戒律で知られるカルトジオ会の男子修道院であり、1960年代に2人のジャーナリストが内部に入ることを許されたことがあるものの、これまで修道士たちを実際に記録した映像はなかった。

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 本作のフィリップ・グルーニング監督は1984年に撮影を申し込み、ようやく撮影許可が下りたのは16年後。その後、2002年から2003年にかけて6か月をそこで過ごしたグルーニング監督が延べ21年の時をかけて完成させた同作は、世界各地の映画祭で絶賛された。

 修道院との取り決めにより、照明もナレーションも使えず、聞こえてくる音楽は礼拝の聖歌だけ。そんな中でグルーニング監督が映し取ったのは、毎日を祈りに捧げ、唯一の持ち物は小さなブリキの箱、会話ですら日曜日の昼食後の散歩の時間にだけ許されるという、俗世間から完全に隔絶された生活を送っている修道士たちの姿、そして静寂。

 今回公開された予告編でも、静寂が覆い尽くしているかのような本編の一端が確認できるはず。どれほど耳を澄ませても聞こえてくるのは沈黙だけという本作は、観客それぞれが自分を見つめ直すきっかけを与えてくれるに違いない。(編集部・福田麗)

映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』は7月12日より岩波ホールにて公開

映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』予告編 » 動画の詳細
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