「ママと恋に落ちるまで」 シリーズフィナーレに納得できないファンが撮り直しを要求し署名活動
9シーズンにわたってアメリカで放送されたテレビドラマ「ママと恋に落ちるまで」が終了したが、その終わり方に納得ができないと、ファンが撮り直しを要求する騒動が起きている。
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同ドラマではジョシュ・ラドナー演じるテッドが子供たちに自分がママとどうやって恋に落ちたかを語っているのだが、第8シーズンの最終エピソードでやっとママの正体が明らかになった。この間には、ケイティ・ホームズなどのゲスト出演により、この人がママではないかとにおわせるエピソードが何度も織り込まれ、ファンはテッドが愛してやまない“ママ”との出会いと、子供たちが大きくなるまでに何があったのかを知りたいと待ちわびていたのだ。
しかし、エンディングは多くのファンをがっかりさせるもので、「あのエンディングは、ちょっと早いエイプリルフールのジョークだろ?」「考えれば考えるほど腹が立つ。9年間も放送してあれか?」など、放送終了後には怒りのツイートが飛び交った。
Change.orgでは、最終エピソードの脚本の書き直しと撮り直しを希望するファンが署名活動を行っており、すでに2万人以上が署名が集まっている。
一方、番組側としてはファンの不満が狙いだったのかもしれない。共同クリエイターのカーター・ベイズによると、エンディングの別バージョンがあり、それは第9シーズンのDVDセットにボーナスとして含まれるとのこと。
カーターによると、番組側は二つのエンディングのどちらにするかを迷ったそうだ。脚本は一つしかなかったというが、編集によって2バージョンのエンディングが出来上がったらしい。「われわれは放送されたエピソードをエンディングに選び、その判断は間違っていなかったと今でも思っている。でも、もう一つのバージョンも気に入っている」とツイートしている。「ママと恋に落ちるまで」の第9シーズンのDVDセットはアメリカで今秋発売される。(澤田理沙)