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河瀬直美監督、カンヌに自信!「次はパルムドールしかない」

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「次はパルムドールしかない」と力強く語った河瀬直美監督
「次はパルムドールしかない」と力強く語った河瀬直美監督

 河瀬直美監督が18日、第67回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に最新作『2つ目の窓』が正式出品されることを受けて記者会見を行い、「この映画はわたしの最高傑作、次はパルムドール賞しかない!」と力強く語った。

河瀬直美監督の映画『朱花(はねづ)の月』場面写真

 昨夜、同映画祭コンペ部門正式出品の決定を知らされたという河瀬監督は、「晴れやかな気持ちですね。世界のそうそうたる監督たちと肩を並べてカンヌの舞台に立てることをうれしく思っています」と笑顔。さらに「この映画は最初のショットを撮った瞬間に、わたしの最高傑作になると確信した。極限の中で撮影したショットの数々、奄美の自然、そして俳優陣、どれをとっても世界一」と自信をのぞかせた。

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 また、1997年には『萌の朱雀』でカメラドール(新人監督賞)、2007年には『殯(もがり)の森』でグランプリを受賞し、昨年は審査員を務めるなど、同映画祭と何かと縁のある河瀬監督は、「審査員としてスティーヴン・スピルバーグやニコール・キッドマンら世界の映画人と過ごした10日間は貴重な体験だった。そこで学んだのは『映画は愛』ということ」と述懐。「作品の大きい、小さいは関係ない。スタートラインはみんな同じ。『わたしら、世界一を目指しているんやで!』という思いで世界に挑みたい。もう次はパルムドール賞しかないですね!」と最高賞の受賞に意欲を見せた。

 本作は、神の島・奄美大島を舞台に、少年少女(村上虹郎吉永淳)の初恋と成長を通して、限りある時間の中で人が持つべき「生きる覚悟」と人生に真摯(しんし)に向き合う者たちの愛と無常を描いた人間ドラマ。劇場用映画レーベル「WOWOW FILMS」が幹事製作会社として全面的にバックアップしており、この日同席したWOWOW代表取締役社長の和崎信哉氏から「この作品をより多くの人に広めることを目的に、6月1日22時よりWOWOWシネマにて、劇場公開に先駆け一夜限りの先行放送を決定した」というサプライズも発表された。(取材・文:坂田正樹)

第67回カンヌ国際映画祭は現地時間5月14日から25日まで開催
映画『2つ目の窓』は7月26日より全国順次公開

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