福井晶一、体調不良で舞台降板

　ミュージカル俳優の福井晶一が、22日から28日まで東京・本多劇場で行われる舞台「死神の浮力」を体調不良のため降板することがわかった。福井は「出演を楽しみにしておりましたが、早急な回復がのぞめず、このような結論を出すに至りました」と無念の思いをオフィシャルブログにつづっている。

　福井は16日付のブログ記事で「皆様には本当に申し訳なく残念なお知らせですが、ご報告させていただきます。4月22日（火）より本多劇場で公演するドラマライブラリー『死神の浮力』に出演させていただく予定でしたが、体調不良により急遽降板せざるを得なくなりました」とファンに報告。「この舞台の出演を楽しみにしてくださった皆様、共演者・関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、お詫び申し上げます」と謝罪した。

　人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を原作にした舞台「死神の浮力」は、娘を殺された小説家と死神の交流と、良心を持たない殺人犯への復讐（ふくしゅう）劇を描いた作品。タレントのふかわりょうが死神役で舞台初出演を果たす本作で、福井は小説家を演じるはずだった。代役は俳優の鈴木省吾が務める。

　福井は昨年4月には、主人公ジャン・バルジャン、ジャベールの両役を担当したミュージカル「レ・ミゼラブル」の稽古中にアキレスけんを負傷し、約1か月間休演することを発表していた。（朝倉健人）