コンピューターにアップロードされたジョニデが暴走…SF『トランセンデンス』予告公開
SF映画『トランセンデンス』の予告編が公開され、スーパーコンピューターにアップロードされたジョニー・デップふんする天才科学者ウィルの頭脳が急速に進化を遂げることで、世界を混乱に陥れていく様子が明らかになった。本作は『インセプション』で第83回アカデミー賞撮影賞を受賞した撮影監督ウォーリー・フィスターの監督デビュー作だ。
予告編では、テクノロジーからの革命的独立を目的とするテロ集団が人工知能を研究する全米中の施設を襲撃し、その中で致命傷を負ったウィル(ジョニー)が、彼の意識をこの世にとどめておきたい妻エヴリン(レベッカ・ホール)によってスーパーコンピューターにアップロードされてしまうシーンから、急速に進化を遂げ神の領域にも足を踏み入れていくウィルにエヴリンが疑念と恐怖を抱くようになるさままでが映し出される。スクリーンに映る男は本当に彼女が愛したウィルなのか、それとも別の“何か”なのか……、スタイリッシュな映像とともに、そこで展開するエモーショナルなストーリーに注目したい。
ジョニーは本作について「天才的だが、妻を深く愛し、毎朝クロスワードパズルをするだけのシンプルな男が、自分の専門知識を『エゴ』『パワー』『情熱』の領域にまで連れていき、最終的には自分を機械的な神のようなものに発展させてしまう。その着想に興味を惹(ひ)き付けられた」と語っている。レベッカほか、ポール・ベタニー、モーガン・フリーマン、キリアン・マーフィら実力派俳優陣が脇を固めている。(編集部・市川遥)
映画『トランセンデンス』は6月28日より全国公開