スペインの巨匠ヴィクトル・エリセが絶賛したホセ・ルイス・ゲリン監督が来日 広島&鎌倉に
映画『ミツバチのささやき』などの巨匠ヴィクトル・エリセが、「今のスペインで最も優れた映像作家」と認めたホセ・ルイス・ゲリン監督の作品を上映する「ホセ・ルイス・ゲリン映画祭」が広島と鎌倉で開催され、ゲリン監督が来日することがわかった。
2012年に東京で開催されて以来2年ぶりとなる同映画祭は今回、広島市映像文化ライブラリーと鎌倉市川喜多映画記念館で開催。特に鎌倉は、敬愛する小津安二郎監督の墓参りのため来日するたびに訪れるというゲリン監督にとってゆかりのある地だ。広島では、映画『ベルタのモチーフ』や映画『イニスフリー』を含む6作品が今月23日から29日まで(28日を除く)上映され、鎌倉では映画『シルビアのいる街で』『工事中』の2作品が5月1日と3日に上映される。
ゲリン監督はそれぞれ『シルビアのいる街で』の上映後に、舞台あいさつとアフタートークを予定。広島では今月27日の10時半からの回で、鎌倉では5月1日の14時からの回で行う。
ゲリン監督は1960年にスペインのバルセロナで生まれ、15歳のころより短編映画を撮り始めた。2001年の映画『工事中』は、ゴヤ賞ほかスペインの数々の映画祭で受賞。現在はバルセロナのポンペウ・ファブラ大学で教授として映画教育に携わっており、後進の育成にも励んでいる。(編集部・井本早紀)
ホセ・ルイス・ゲリン映画祭は広島市映像文化ライブラリーで今月23日から29日まで(28日を除く)、鎌倉市川喜多映画記念館で5月1日と3日に開催