上戸彩、30回以上もウオータースライダーを滑り下りた阿部寛を絶賛!
累計発行部数900万部を突破したヤマザキマリの同名漫画を映画化し、2012年に大ヒットを記録した前作に続き、続編『テルマエ・ロマエII』で主演を務めた阿部寛とヒロインの上戸彩が、本作の撮影を振り返った。
スライダーから飛び出しちゃう!?映画『テルマエ・ロマエII』フォトギャラリー
古代ローマの浴場設計技師・ルシウス役での熱演を高く評価され、コメディー映画であるにもかかわらず2012年度の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した阿部は、本作への意気込みを「観客への恩返し」と話す。「前作は東日本大震災からちょうど1年後に公開されて、多くの方に笑っていただいた。今回は映画を観てくださった方々にもっと笑っていただくため、面白いシーンを増やして思いっきりバカをやろう! という気持ちで挑みました」。
原作には登場しないヒロインの山越真実を演じた上戸も思いは阿部と同じだ。「パート2を作ると聞いたときは、前作を観た方の期待を裏切らないようにしなければなりませんし、プレッシャーが大きかったです」と正直な思いを明かす。だがその気持ちは脚本を読んだ時点で吹き飛んだと言い、阿部も上戸も「思わず吹き出しちゃうほどすごく面白かったので、安心して演じられました」と口をそろえる。
阿部は、本作でさらなる体当たりの演技に挑戦。ルシウスが日本のウオータースライダーと出会うシーンでは、なんと30回以上もスライダーを滑り下りた。「最初はすごく怖くて両手で必死に押さえながら滑っていたんですよ。本当に怖かった……」と振り返った阿部だが、上戸が「すごすぎてスライダーから飛び出しちゃうんじゃないかと思いました」と絶賛するほど男気あふれるスピードになっていたそう。
「滑り下りる表情を撮るために最初はCCDカメラを着けたんですけど、うまくいかなくて、途中からカメラを持って自分で自分を撮りながら滑りました。結局その映像が一番良くてCMにまで使われちゃって……」と苦笑いを浮かべた阿部だが、出来上がった映像は爆笑必至。それでも「とにかくスピードがもっと出るようにと心掛けて滑りました」と阿部本人は至って大真面目。そんな阿部を見て上戸は「みんなが大真面目にやっているからこそ面白い!」とニッコリ。本作は今年も日本中を笑いの渦に巻き込みそうだ。(編集部・森田真帆)
映画『テルマエ・ロマエII』は全国公開中