樹木希林、ドキュメンタリー映画公開で夫・内田裕也の感想は「いい出来になっていると思う」
女優・樹木希林が人生初のお伊勢参りをするさまを追ったドキュメンタリー映画『神宮希林 わたしの神様』が26日に初日を迎え、樹木が舞台あいさつに登壇した。「その場所にいられたという充足感と達成感があった」と撮影を振り返った樹木は、夫の内田裕也に映画についての感想を聞いたところ、「いい出来になっていると思うよ。観てないけど……」という答えが返ってきたことを明かした。
本作は、東海テレビで放送されたドキュメンタリーの劇場版。20年に1度の式年遷宮の年(2013年)に伊勢神宮へ向かう樹木の姿を追う。テレビ版が遷宮に重きを置いたものであったのに対し、劇場版は樹木という人間をフィーチャーしたものになっている。音楽は国内外で作曲家やピアニストとして活躍する村井秀清が担当している。
最初に、樹木は「今日は19本もの新作映画がスタートする中、足を運んでいただいてありがとうございます」と感謝。また、上映後の舞台あいさつということもあって、「どんなのでもいいので、感想を聞かせてくださいな」と気さくに客席に向かって呼びかけた。
客席とのやり取りもあるなど、リラックスムードの中、笑顔でフォトセッションに臨んだ樹木は、自身の衣装に触れ「映画の中の衣装、シンプルでいいと思いません? ありあわせですけど。今日の衣装も娘のズボンをリサイクルしたの」と物を大切にする樹木ならではのコメント。最後に「『観てください。観てください』という映画じゃないけれど、休みに来てくれたらいいなと思います」とメッセージを伝えた。
この日は、プロデューサーの阿武野勝彦、伏原健之監督も登壇した。(福住佐知子)
映画『神宮希林 わたしの神様』は公開中