福田麻由子「またやってみたい」と海外合作に意欲!
女優の福田麻由子が26日、都内で行われた『フレア』の初日舞台あいさつに広瀬アリス、大塚祐吉監督と登壇し、日仏合作ならではの苦労を語った。また福田と広瀬の喧嘩するシーンについて、大塚監督は「殴るシーンなどでは生音が入るくらい力が入っていた」と語り、二人の気合いの入り方をアピールした。
福田は主演のヴァランタン・ボノムとの共演について「お互いに英語が堪能ではないけど、英語で頑張ってしゃべった。かみ合わないまま終わったこともあったけど、かみ合わないまま仲良くした」とコミュニケーションの苦労を振り返り、思い出し笑いを浮かべた。
また現場については「今回現場は英語とフランス語と日本語が混じっていてどうなるかと思っていたが、言葉がちゃんと通じなくても意思の疎通ができ、すごくそれが面白かったし、どきどきする経験だった。またやってみたい」と明かし、海外合作へのさらなる出演に意欲を見せた。
共演の広瀬も「またぜひやってみたい。日本の文化だけでなく、フランスの言葉などが新鮮で違った緊張感があった」と感想を語ると、作品については「まともな人が出てきません。でも今を生きる人たちの、不器用だけど一生懸命なところを見てもらいたい」と会場を笑わせながら、説明していた。
これを受けて、福田も「この作品に出る人たちはみんな、駄目な人というか恥ずかしい人たち。でも一人一人は一生懸命で、端から見ると滑稽だけど意外と共感できるところもあったり、なかったりして面白いと思う」と見どころを明かした。
同作は、だらしない中年のフランス人写真家ジャンと出会った家出少女のフレアが、彼に一人の女性として見てもらいたいと変化・成長していくさまを描いた日仏合作のラブストーリー。(取材・文/波江智)
映画『フレア』は公開中