猿の心、人知らず…猿がさらに進化した『猿の惑星』ビジュアルはインパクト大!
映画史に残る名作SFの前日譚(たん)シリーズ最新作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』のポスタービジュアル第1弾が公開され、9月に全国公開されることが決定した。主人公シーザーの顔面をクローズアップした同ビジュアルは、いきなり見掛けたら思わずのけぞってしまいそうなほどのインパクトがある。もちろん、作品の内容自体もそれに劣らぬ衝撃的な内容になっている。
現代のサンフランシスコを舞台に、1匹の猿が自由のために人類を相手に立ち上がるさまを描いた2011年の前作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』は、世界中で5億ドル(約500億円・1ドル100円計算)近い興行収入を上げる大ヒットを記録した。本作で描かれるのは、その10年後、独自の文明を築き上げた猿たちと存亡の危機に陥った人類、それぞれの葛藤だ。(数字は配給調べ)
「心も、進化した。」というキャッチコピーが示す通り、本作のキーワードの一つは「心」だ。異なる種でありながらもお互いに家族や仲間を持ち、平和を望む猿の指導者シーザーと人間のリーダーは、共存と対立のはざまで引き裂かれ、ついには種の存亡を懸けた決断を迫られることになる。モーションキャプチャーを駆使して、猿の心情をしぐさの一つ一つから感じさせることに成功した前作同様、本作でも思わず涙を誘う猿の演技には要注目だ。
オリジナルの『猿の惑星』から46年。映画史にもまれなスケールで描かれた猿と人との攻防史は、本作で一つの区切りを迎えることになる。監督を務めるのは、『クローバーフィールド/HAKAISHA』で映画ファンの度肝を抜いたマット・リーヴス。『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役で知られるアンディ・サーキスをはじめ、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、ジェイソン・クラークら演技派が出演する。(編集部・福田麗)
映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』は9月全国公開