渡部篤郎、水川あさみ、佐藤二朗、安田顕の4人で139役!ヒッチコック映画を完全コメディー化
巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス映画『三十九夜』をコメディー化した舞台「THE 39 STEPS」(10月23日~)で、渡部篤郎、水川あさみ、佐藤二朗、安田顕の4人が計139役に挑戦することがわかった。同作は、2005年にイギリスで初上演されるや「役者4人で139役を演じる奇跡のコメディー」と称賛された作品だ。
1935年のロンドンで退屈な毎日を送っていたリチャード・ハネイを主人公にした本作。アナベラと名乗る謎の女を助けるも、彼女が何者かに刺殺されたことで警察から指名手配されてしまったハネイが、アナベラが言い残した秘密の暗号「THE 39 STEPS」の謎を解いて真犯人を突き止めるため、スパイや警察から追われながらスコットランドへ向かう姿を描く。
主人公ハネイにふんするのは、2006年より上演された全編フランス語の二人芝居「La pluie d’ete a Hiroshima」以来の舞台出演となる渡部で、水川が4役、佐藤と安田が2人で134役を演じる。役者4人で139人もの登場人物を抱えた舞台の世界をどのように作り上げるのか注目したい。
「THE 39 STEPS」は、2007年には英国演劇界の最高峰であるローレンス・オリヴィエ賞最優秀コメディー賞を受賞した名舞台で、現在も各国で上演されているほか、2010年には石丸幹二ら出演(演出:マライア・エイトキン)で日本でも上演された。今回の日本版公演で上演台本・演出を手掛けるのは、テレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍する「勇者ヨシヒコ」シリーズなどの福田雄一。(編集部・市川遥)
舞台「THE 39 STEPS」は10月23日~11月3日まで天王洲 銀河劇場で公演
ほか大阪、名古屋、福岡でも公演予定