ジョージ・クルーニー、国連ピース・メッセンジャーを辞任
俳優のジョージ・クルーニーが、2008年より続けていた国連ピース・メッセンジャーを辞任することが明らかになった。多忙により十分な責任を果たせなくなったためだといい、ジョージ本人から辞任を申し出たという。
国連ピース・メッセンジャーは国連の活動が世界中から注目されるように協力している著名人が就任するもので、芸術・文学・音楽・スポーツの分野で功績を重ねた人が対象。ジョージが2008年に就任した。現在は、スティーヴィー・ワンダー、シャーリーズ・セロン、マイケル・ダグラスなど12名が任に就いている。
The Guardianなどによると、ジョージは現地時間28日、国連のスポークスマンを務めるステファン・デュジャリック氏を通じて、辞任を発表。デュジャリック氏は「就任から6年がたち、ジョージはピース・メッセンジャーを引退する時が来たと感じたようです。常に注目を浴びている人々は、本業と人道的活動を両立しなくてはいけないため、時に国連の仕事をこなすのが難しいということもあります」と多忙が理由であることを説明した。
ハリウッドのトップスター俳優として『オーシャンズ』シリーズなどに出演しているジョージは、プロデューサー・映画監督としての顔も持つ。プロデューサーとしてはアカデミー賞作品賞を受賞した『アルゴ』といった作品を手掛け、監督としても『グッドナイト&グッドラック』でアカデミー賞監督賞にノミネートされており、その多忙ぶりはよく知られている。
先日には、交際中の弁護士アマル・アラムディンさんとの婚約を発表したばかりのジョージ。辞任を発表したデュジャリック氏は婚約に祝福のメッセージを送ると、「国連の仕事から離れることで、個人的な活動にまい進してくれることでしょう」とジョージの今後の活躍に期待を寄せていた。(編集部・福田麗)