『アナと雪の女王』が首位に返り咲き!大ヒットスタートのGW映画に勝利!
映画週末興行成績
興行通信社が28日に発表した先週末土日(26~27日)の全国映画動員ランキングでは、映画『アナと雪の女王』が1位に返り咲いた。動員は前週比90.5%となる56万6,750人、興行収入は7億7,218万200円と落ちのない推移。累計動員は972万5,776人と、動員1,000万人突破は間違いない状況だ。累計興収も121億円を突破している。
同作では、26日よりゴールデンウイーク特別企画として、主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を含む劇中歌を観客が一緒に歌える、「映画館でみんなで歌おう♪」歌詞字幕付き版の上映を全国約85の劇場で実施。親子連れを中心に多くのリピーターを獲得しているという。また同日から「3D日本語吹替版」の上映も全国約138館で開始。こちらも満席の劇場が相次いでいる。『アナ』に首位を譲った『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』は2位にダウンしたが、ハイペースな興行は変わらず、累計動員130万人、累計興収16億3,000万円を突破した。
阿部寛主演の『テルマエ・ロマエII』が3位に初登場。全国434スクリーン公開で動員36万5,356人、興収4億9,134万2,950円を記録。1作目初日の土日興収比113.6%という、前作を上回るスタートを切った。男女比は49対51で半々。年齢別では30代以上が71.2%を占め、鑑賞動機として92.7%が「前作が良かった」と回答した。
『アメイジング・スパイダーマン2』は4位に初登場。761スクリーンで動員27万2,709人、興収4億2,029万7,900円を記録。人気シリーズの劇場版最新作『相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は5位にランクイン。334スクリーン公開で動員21万2,534人、興収2億7,454万8,100円。最終興収31億8,000万円だった前作との興収比は100.1%で、相変わらずの人気を見せつけた。
また今週は上位陣がハイレベルな争いを繰り広げたためベストテン入りはならなかったが、人気アニメの劇場版『たまこラブストーリー』が11位に初登場。24スクリーンの小規模公開ながら、動員2万263人、興収3,168万8,700円という好スタートを切った。
今週末は人気ドラマの映画化作品『悪夢ちゃん The夢ovie』、そして子供たちにも根強い人気を誇る自然ドキュメント『ネイチャー』などがベストテン入りを狙う。『アナ』の独走を止めることができるのか、注目だ。(文中の数字は興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2014年4月26~27日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(2)『アナと雪の女王』:7週目
2(1)『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』:2週目
3(NEW)『テルマエ・ロマエII』:1週目
4(NEW)『アメイジング・スパイダーマン2』:1週目
5(NEW)『相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』:1週目
6(3)『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』:2週目
7(5)『クローズEXPLODE』:3週目
8(4)『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』:2週目
9(6)『L・DK』:3週目
10(7)『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』:5週目