野村周平、初主演映画への思いを明かす
3日、都内で行われた映画『クジラのいた夏』の初日舞台あいさつに、若手注目俳優の野村周平が登場し、映画初主演への思いを語った。同映画は『江ノ島プリズム』(2013年公開)などの青春映画で知られる吉田康弘監督の最新作。目的もなく漫然と日々を過ごしている地方都市の青年チューヤ(野村)がある日、東京に出ることを決心するも、その後、ためらう姿を描いた作品だ。
これまで『江ノ島プリズム』などへの出演経験がある野村は今回が映画初主演。初主演を務めたことについて野村は「初主演ということで、作品への思い入れはすごかった」と断言。そこに吉田監督が「プレッシャーはありましたか?」と尋ねると、「適度な緊張感はあった。ただ、撮影現場全体が和気あいあいとしていたので楽しめた」と笑顔を見せた。
この日はチューヤの親友「J(ジェイ)」役で共演する松島庄汰も登壇。松島は「僕も主人公のチューヤのような経験がある」とネタバレ的な発言をポロリ。吉田監督は「出演者たちはみんなギラギラしていた。監督として撮影できて本当に良かった」と俳優たちへの感謝を語った。
作品にはこのほか、同じくチューヤの親友役として浜尾京介、松岡卓弥も出演。舞台あいさつ中には2人からのビデオメッセージも上映され、観客を沸かせた。(浜崎友広)
映画『クジラのいた夏』は東京・シネマート新宿のほか、大阪・シネマート心斎橋などで公開中