元横綱若乃花、母の藤田紀子の再婚に前向き発言
花田虎上(第66代横綱若乃花)と藤田紀子親子が6日、渋谷区にある映画美学校試写室で行われた映画『私の、息子』母の日記念試写会に出席した。花田は66歳になってもなお男性関係でワイドショーを騒がせる母について「噂になるのは全然構わない。むしろ高齢化社会で、同年代の人に希望を与える存在になって欲しい」と話し、「再婚してもらっても大丈夫です」と母の男性関係に理解を示す発言をした。
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母について「綺麗というより妖怪みたい」と話す花田。「僕より若い人と噂になったり、とにかく破天荒ですが、元気があるのが一番だと思っています。長生きして欲しいし、残り少ない人生を楽しんで欲しい」とメッセージを送り、母の再婚にも前向き発言。「できれば(母と)同じ年齢くらいの人と噂になって欲しい」と付け加えて会場をわかせた。
この日は「母の日」イベントとあって、花田から藤田へカーネーションをプレゼントする演出も行われたが、実生活でも、母のリクエストを聞いて、プレゼントを贈っているという花田は、今年は「空気清浄機」をリクエストされたと明かし、「そのうち顔を変えたいと言ってくるかもしれませんね」と話して母を苦笑させるなど、母とのトークを最後まで楽しんでいた。
また、現在疎遠状態にあるという、もう一人の息子、貴乃花光司からは長い間「母の日」のプレゼントをもらっていないという藤田。「残念です」と零し、花田と貴乃花の兄弟仲についても「大人になってケンカしちゃダメですね。でも、母親のわたしがいけないんでしょうね」としんみり。「親は息子がいくつになっても心配。いつも心配しておりますよ」と、貴乃花へ向け、母としての思いも語っていた。
映画『私の、息子』は、交通事故を起こした息子のために奔走する母親と、過保護から逃れようともがく、自立できない息子の、葛藤と愛情の物語。第63回ベルリン国際映画祭金熊賞(最高賞)受賞作品。(取材・文:名鹿祥史)
映画『私の、息子』は6月21日よりBunkamura ル・シネマほか全国順次公開