人気ゲーム「MOTHER」をめぐるドキュメンタリー映画が米国で製作中!
人気ゲーム「MOTHER」シリーズをめぐるドキュメンタリー映画『アースバウンド、USA(原題) / EarthBound, USA』が製作されることが明らかになった。
「MOTHER」は、コピーライターの糸井重里がゲームデザインを手掛け、第1作が1989年に発表されたRPGシリーズ。第1作ではアメリカの架空の田舎町に住む主人公が、世界中で起こる怪奇現象の謎を追うさまが描かれる。独特の世界観やゲームシステムが話題となり、1994年には「MOTHER2 ギーグの逆襲」が、2006年には「MOTHER3」が発表された。
『アースバウンド、USA(原題)』とは、その「MOTHER」シリーズを題材にしたドキュメンタリー映画。タイトルになっている「アースバウンド」とは「MOTHER2 ギーグの逆襲」の海外タイトルで、1990年代以降いかに北米のファンが同シリーズを盛り上げてきたかを追っている。シリーズの「1」「3」が海外で発売されていないにもかかわらず、海外に熱狂的なファンがいる同シリーズの魅力に迫った内容になりそうだ。
先日オープンされたオフィシャルサイトでは、製作陣が来日し、ゲームデザインを手掛けたインタビューを行った様子も明かされている。糸井もその時のことをツイッターで振り返り、「小学生とかだった人たちも、結婚したりこどもができたりして、まだこのゲームのことを愛してくれている。いろんな仕事したけど、このゲームってのはなんか特別なものだなぁ」とつづっている。
オフィシャルサイトによると、公開は2015年を予定。ただし、これには「『MOTHER3』が発売されなければ」というただし書きが付いている。また、今年後半にはクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて出資を募る予定だという。日本公開されるかどうかは不明だが、「MOTHER」ファンならば見逃したくない一本だ。(編集部・福田麗)