『裏切りのサーカス』監督、スコセッシに代わり北欧ミステリーを映画化へ
映画『ぼくのエリ 200歳の少女』『裏切りのサーカス』のトーマス・アルフレッドソンが、ノルウェー人作家ジョー・ネスボのミステリー小説「ザ・スノーマン(英題) / The Snowman」の映画化作品のメガホンを取ることが明らかになった。Varietyが報じた。
同作は当初、マーティン・スコセッシが監督を務める予定だったが、スコセッシは製作総指揮に回り、アルフレッドソンがメガホンを取る。アルフレッドソンは、テレビドラマ「THE KILLING/キリング」のソーレン・スヴァイストゥルップと共同で脚本も担当するという。
ネスボは、ハリウッドリメイクも決定したノルウェー映画『ヘッドハンター』の原作者としても知られており、「ザ・スノーマン(英題)」は人気シリーズ「ハリー・ホール」の7作目。殺人現場に雪だるまを残していく犯人の謎を解き明かすさまを描いている。
『裏切りのサーカス』ではジョン・ル・カレの傑作小説を一分の隙もない硬派な演出で見事に映画化したアルフレッドソン。今最も次回作が期待されている監督の一人といっても過言ではないアルフレッドソンの新作を心待ちにしているファンも多いに違いない。(編集部・福田麗)