渡辺謙、『GODZILLA』世界初披露に感慨 ハリウッドでワールドプレミア!
現地時間8日(日本時間9日)、映画の聖地・米ロサンゼルス・ハリウッドにて映画『GODZILLA』(7月25日公開)のワールドプレミアが行われ、渡辺謙が妻で女優の南果歩と一緒に全長120メートルのゴジラ特製“ブラックカーペット”に登場。渡辺は日本人俳優として「この仕事に参加できてよかった」と感慨深げだった。
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新たな巨大生物も登場するハリウッド版新『GODZILLA』。アカデミー賞授賞式も行われるドルビー・シアターでついに世界初披露の日を迎えた。日本生まれの「ゴジラ」映画が同所で上映されるのは初めてで、マスコミはイギリスや中国、スペインなど世界各国からスチール100台、ムービー50台も集まる盛況ぶり。
GODZILLAの名も刻まれている名所ウォーク・オブ・フェームに沿って敷かれたブラックカーペットを歩き、「プロ野球の始球式より緊張した」という渡辺。「(ゴジラの)最初のひと鳴きに感動した。どういうリアクションになるか楽しみ」と言って、沿道に集まったファンからのサインのリクエストに気軽に応えながら、劇場へと足を運んだ。
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)に出演経験のある南は「懐かしいゴジラのしっぽの先まで血が通っている。迫力やストーリーがスケールアップしたものが観られるとは思っていなかったので興奮した」と驚き、映画のクオリティーに太鼓判を押す。
また、『ゴジラ2000 ミレニアム』(1999)などにも出演した俳優の佐野史郎は今作で日本語吹き替えを担当する。タキシードに身を包んだ佐野は「自分が歩くとは思わなかった」と笑みを見せながら「旧作を見直してきたので、僕の中でどう映るのか楽しみ」と完成作の鑑賞を前に胸を弾ませていた。
本ワールドプレミアイベントには、アメリカ海軍所属の主人公・フォードを演じるアーロン・テイラー=ジョンソンやフォードの妻役エリザベス・オルセン、原発に勤務していた研究者でフォードの父役のブライアン・クランストン、ギャレス・エドワーズ監督らも参加。ゲストでKISSのジーン・シモンズも現れ、イベント開始30分前から待ち遠しそうな表情だった2,000名のゴジラファンを大いに喜ばせていた。渡辺はフィリピンで見つかった巨大生物の化石と寄生する2つの胞子を助手(サリー・ホーキンス)と共に調査する科学者・芹沢を演じている。
本作は、新生バットマン映画『ダークナイト』シリーズや『インセプション』を世界的にヒットさせたワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズがタッグを組んで製作した「ゴジラ」映画シリーズ最新作。シリーズ1作目が誕生した1954年、1999年と2014年にわたって新怪獣と新ゴジラ、そして人間のドラマを繊細に描く。(編集部・小松芙未)
映画『GODZILLA』は7月25日より2D / 3D(字幕スーパー版 / 日本語吹き替え版)公開