『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』、スパイク・リー監督自身がテレビドラマ化へ
映画『ジャングル・フィーバー』や『マルコムX』、最近では『オールド・ボーイ』のリメイクも手掛けたスパイク・リー監督が、1985年に製作した映画『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』のテレビシリーズ化を自ら手掛けることになったとDeadline.comが伝えた。
スパイク・リー監督によるリメイク版!映画『オールド・ボーイ』場面写真
本作は、自由恋愛を楽しむ女性ノーラと、そんな彼女に振り回される3人の恋人の姿を描いたドラマ。製作費17万5,000ドル(約1,750万円)、撮影期間12日間で製作された本作は、アメリカ国内の興行収入だけで700万ドル(約7億円)を売り上げる快挙を成し遂げた。リー自身も、恋人の1人マーズ役で出演している。(1ドル100円計算)
アメリカのテレビ局ショウタイムの30分番組として製作される本シリーズで、リー監督は監督と脚本の両方を手掛ける予定。現代を舞台に新たな人物描写がなされることになっており、そこにリー監督ならではの人種、ジェンダー、セクシュアリティーについての考えや、ブルックリンで起きているジェントリフィケーション(貧困地域に比較的裕福な人たちが移り住み、それまでの暮らしに影響が及ぶこと)などの要素も加わっていく予定とのことだ。(鯨岡孝子)