グレース・ケリー伝記映画、映像が初公開!物議を醸した話題作
今や伝説と化している女優グレース・ケリーをニコール・キッドマンが演じた伝記映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』の特報映像が公開された。第67回カンヌ国際映画祭のオープニング作品としてプレミア上映される本作だが、日本版の映像が公開されるのは今回が初めてのことだ。
同作は、人気絶頂の最中にハリウッドを去り、モナコ公妃となったグレースがモナコのために一世一代の大芝居を打つさまを描いた伝記映画。今年4月にはモナコ王室が作品についてコメントしたのみならず、カンヌでのプレミア上映のボイコットが報じられるなど、物議を醸したことも記憶に新しい。
今回の特報では、ニコール・キッドマン演じるグレース・ケリーが人気絶頂でハリウッドを去り、レーニエ公に迎えられるさま、そしてヨーロッパ全土を巻き込む国家の危機が映し出される。「モナコ唯一の武器は、あなたです」の言葉に「わたし?」と最初は驚いていたグレースが、やがて“女優”として立ち上がることを決意するまでの流れは見事の一言だ。
カンヌでのお披露目に合わせての映像公開となり、今秋の日本公開への期待も高まるばかり。映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でマリオン・コティヤールにアカデミー賞をもたらしたオリヴィエ・ダアン監督の才気ほとばしる演出にも要注目だ。共演はティム・ロス、パズ・ヴェガ、フランク・ランジェラなど。(編集部・福田麗)
映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は10月、TOHOシネマズ有楽座ほか全国公開