女性変死事件を基にしたホラー映画に『ドライヴ』監督か
ライアン・ゴズリング主演映画『ドライヴ』で脚光を浴びたニコラス・ウィンディング・レフン監督が、実際に起きた女性変死事件を基にしたホラー映画『ザ・ブリンギング(原題) / The Bringing』でメガホンを取るかもしれない。製作のソニー・ピクチャーズがレフン監督と交渉中だとDeadline.comが報じた。
『ザ・ブリンギング(原題)』は、ロサンゼルスにあるセシルホテルの貯水タンクの中で遺体で発見されたエリサ・ラムさんの事件を基にした企画。当時、死亡数時間前のラムさんがセシルホテルのなぜか扉の閉まらないエレベーターの中で、全ての階のボタンを押したり、何者かから身を隠すような動きをしたりと、一人不可解な行動を取る姿を映した監視カメラの映像は大きな話題を呼んだ。セシルホテルは自殺や殺人事件と関わりの深いことでも知られている。
ブランドン&フィリップ・マーフィーが手掛けた脚本の映画化権は、今年2月に競合の末、ソニー・ピクチャーズが獲得。ホテルでの不可解な死を調査する男性の視点を通して物語が展開するという。プロデューサーを務めるのは『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマシュー・トルマックなど。(編集部・市川遥)