ポール・マッカートニー、来日全公演が中止　体調が回復せず

　17日・18日に予定されていた国立競技場での公演を中止した歌手ポール・マッカートニーが、21日の日本武道館公演、ならびに24日のヤンマースタジアム長居公演を含めた全公演を中止することが明らかになった。20日、主催者が発表した。

　主催者によると、ウイルス性炎症による体調不良が回復せず、無理をしてステージに立つよりも、ポール・マッカートニー本人の体調回復を最優先すべきだと判断したとのこと。今後は、ポール本人が希望している早期再来日公演の実現に向けて、アーティスト側と協議していくという。

　ポールは来日公演中止に際して「昨年11月、ここ日本で素晴らしい時を過ごして以来、また演奏できることをとても楽しみにしていました。国立競技場に続いて、今後の公演も中止することは、僕にとっても非常に残念です。日本のファンの皆さんからの愛、励ましのメッセージと理解に感謝しています。みなさんにまた近いうちに会えることを信じています」とのコメントを寄せている。

　ポールにとって、今回は昨年11月以来、半年ぶりの来日公演。21日にはザ・ビートルズ時代以来、実に48年ぶりに日本武道館のステージに立つ予定になっていた。（編集部・福田麗）