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『ニュー・シネマ・パラダイス』の音楽家、米コンサートを中止

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腰の痛みでドクターストップがかかってしまった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ
腰の痛みでドクターストップがかかってしまった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ - ester Cohen / WireImage / Getty Images

 映画『荒野の用心棒』『ニュー・シネマ・パラダイス』などで知られる映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが、体調不良のためアメリカでのコンサートをキャンセルした。

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』場面写真

 85歳のモリコーネは、6月13日にニューヨークで、6月15日にはロサンゼルスで、200人以上のオーケストラとコーラスを指揮し、自身の音楽を披露することになっていた。しかし、以前に痛めた腰の痛みがぶり返し、飛行機での移動は不可能とドクターストップをかけられてしまったとLos Angeles Timesなどは報じている。移動だけでなく、指揮をするために立っていることも難しい状態らしい。

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 「コンサートをキャンセルせざるを得ないことを非常に残念に思います。初のロサンゼルス公演、2度目のニューヨーク公演をとても楽しみにしていました。ハリウッドはわたしの作品をアメリカの観客に届けてくれる場所であり、2007年のニューヨークでの公演はわたしのキャリアにおける最高の経験の一つです。ファンの皆様にはコンサートをキャンセルすることをおわびします。また近いうちに戻れることを祈っています」とモリコーネは声明を出している。

 養生している間も作曲活動は続けるとのこと。モリコーネはアカデミー賞の作曲賞部門で『天国の日々』や『アンタッチャブル』などで5度候補に挙がり、第79回にはその功績に対して名誉賞が贈られている。(澤田理沙)

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