紅一点・深田恭子の魅力に男性陣はみんなメロメロ?
映画『超高速!参勤交代』の完成披露会見が27日、江戸東京博物館で行われ、主演の佐々木蔵之介、深田恭子らキャスト・スタッフ豪華10名が和装で出席した。紅一点のヒロインを演じた深田は、男性陣に囲まれた撮影を「今までの現場の中で、一番優しいんじゃないかっていうくらい、気を使っていただきました」と振り返った。会見には二人のほか、伊原剛志、西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李、柄本時生、六角精児、本木克英監督が出席、館内にある実寸大日本橋の上に勢ぞろいした。
周囲が優しかったと撮影を振り返る深田の様子に、佐々木は「僕もですけど、僕たち藩士だけのときと深田さんがいらっしゃるときで、スタッフのウキウキ感が全然違いましたね」と述懐。六角が「士気が高まっていましたね」と納得すると、本木監督も「深キョン次いつ来るんだろって会話がされていました」と付け加えるなど、男くさい現場の中で、深田の華やかな魅力が雰囲気づくりに一役買っていたようだ。
口は悪いが実は乙女な一面を持つヒロイン・お咲を演じた深田。時代劇とあり着物での所作などに苦労する点もあったというが、「最初はセリフがなかなか思い切れなかったけど、それよりもお咲を大胆に演じていこうと思いました」と語った。
また藩士を演じた俳優陣の中で、一番ちょんまげが似合う男性を聞かれると深田は、「やっぱり蔵之介さん」と絶賛。これには佐々木も、ちゃめっ気たっぷりに「うれしいでございます」と喜び、周囲の笑いを誘っていた。
同作は第37回城戸賞入選作を、『鴨川ホルモー』などの本木監督が映画化した時代劇。徳川幕府の陰謀により、通常の半分の期間である4日で参勤交代を行うよう命じられた弱小貧乏藩が、奇想天外な作戦の数々でピンチを切り抜けようと奮闘する姿を描く。会見の後には丸の内ピカデリーで完成披露試写会が行われ、映画にも出演している猿の菊千代も参加し、会場を盛り上げた。(中村好伸)
映画『超高速!参勤交代』は6月21日公開