指原莉乃、AKB襲撃事件後の決意「その分頑張る」
HKT48の指原莉乃が29日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された主演映画『薔薇色のブー子』の前夜祭舞台あいさつに出席。25日に岩手県の握手会でAKB48のメンバーらが刃物を持った男に襲撃された事件を受けてか、劇場入り口では荷物検査が行われており、イベント冒頭で事件に触れた指原は「このたびはご心配をかけてしまって申し訳ございませんでした。川栄(李奈)も入山(杏奈)も守ってくださった警備員のスタッフさんも、徐々に回復に向かっていますので、わたしもその分元気に頑張ります。よろしくお願いします」とファンに直接決意を語った。
指原のほかに共演のユースケ・サンタマリア、ムロツヨシ、志賀廣太郎、福田雄一監督が登壇し、笑いの連続だったこの日の舞台あいさつ。タイトルにかけた「最近“薔薇色”に思ったことは?」との話題では、指原が「試写を観たお客さんから、ツイッターで『こんなに面白い映画は初めてです』という声をいただいて薔薇色でした」と真面目にコメント。しかし、事前にスタッフから「これでもかっていうくらい映画の話をしてください」と指示されていたことを明かすと、会場からはどっと笑いが起こった。
さらに、指原はAKBの総合プロデューサーで放送作家の秋元康が「(福田監督は)人の頭を空っぽにさせる作品を作る天才だと思いました」とべた褒めしていたと伝えると、福田監督は「あまりにもうれしい」と感激。いまいち2人の関係がわかっていない様子の指原が「どういうつながりなんですか?」と首をひねると、福田監督が「俺らの世代は秋元康を目標に頑張ってきたんだよ」と力説。指原は「へー」と一度は納得するも、「体型をでしょ」と突っ込みを入れ笑いを誘った。
最後は映画について福田監督が「笑いに関しては全力で立ち向かった映画なので、ぜひ笑って帰っていただければと思います」とアピール。指原も「長めのコントと思えば気楽に楽しんでもらえると思います。すごく面白と思います」と笑顔で呼び掛けていた。
同作はテレビドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズなどで知られる福田監督がメガホンを取ったコメディー映画。少女漫画のような出会いを夢見る女子大生・ブー子(指原)が、自称ジョニー・デップ似の“スパロウさん”とツイッターで知り合ったことから自分を変えようと一念発起するも、さまざまなトラブルに見舞われるさまを描く。(中村好伸)
映画『薔薇色のブー子』は5月30日より全国公開