『X-MEN:フューチャー&パスト』が『GODZILLA』を抜いて初登場1位!
全米ボックスオフィス考
先週末(5月23日~25日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気シリーズ最新作『X-MEN:フューチャー&パスト』が興行収入9,082万3,660ドル(約90億8,236万6,000円)を記録して首位デビューを果たした。大ヒットスタートが話題となった『GODZILLA』は、2週目は興収3,094万6,416ドル(約30億9,464万1,600円)と前週比66.8パーセントの大幅ダウンで2位に沈んだ。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
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『X-MEN:フューチャー&パスト』は、ヒュー・ジャックマン、ジェニファー・ローレンスをはじめとしたX-MENキャストが総出演する集大成的な作品。今年公開のスーパーヒーロー映画のオープニング興収としては、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の9,502万3,721ドル(約95億237万2,100円)、『アメイジング・スパイダーマン2』の9,160万8,337ドル(約91億6,083万3,700円)を下回った。しかし、これまで7作発表されている『X-MEN』シリーズでは、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の1億275万665ドル(約102億7,506万6,500円)に続く第2位の成績となっている。
また、祝日である26日(メモリアルデー)を含む4日間の興収は1億1,057万6,604ドル(約110億5,766万400円)で、メモリアルデー週末歴代ランキングでは『ワイルド・スピード EURO MISSION』(1億1,703万6,995ドル・約117億369万9,500円)に続き5位をマークした。
なお、本作の飛躍は米国内より海外テリトリーでの方が目覚ましく、5月23日に世界118か国で封切られると全ての国で初登場1位を飾り、25日までの興収は1億7,108万ドル(約171億800万円)を記録した。これは『アバター』を上回る20世紀フォックス史上最高の海外オープニング成績(数字は配給調べ)。次の週末までに『ウルヴァリン:SAMURAI』の海外累計興収2億8,227万1,394ドル(約282億2,713万9,400円)を抜き、『X-MEN』シリーズで最も稼いだ作品となる見込みだ。
初登場3位はアダム・サンドラーとドリュー・バリモアが共演したロマンチックコメディー『ブレンデッド(原題) / Blended』。興収1,428万4,031ドル(約14億2,840万3,100円)と興行的には失敗した。今週末公開作品は、アンジェリーナ・ジョリー主演のディズニー映画『マレフィセント』、『テッド』のセス・マクファーレン監督・主演作『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』など。(編集部・市川遥)
5月23日~25日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『X-MEN:フューチャー&パスト』
2(1)『GODZILLA』
3(初)『ブレンデッド(原題) / Blended』
4(2)『ネイバーズ(原題) / Neighbors』
5(3)『アメイジング・スパイダーマン2』
6(4)『ミリオン・ダラー・アーム(原題) / Million Dollar Arm』
7(5)『ジ・アザー・ウーマン(原題) / The Other Woman』
8(7)『リオ2(原題) / Rio 2』
9(15)『シェフ(原題) / Chef』
10(6)『ヘブン・イズ・フォー・リアル(原題) / Heaven is for Real』