ジョニー・デップ、奇術師ハリー・フーディーニ役で出演交渉中
映画『アリス・イン・ワンダーランド』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどでおなじみの俳優ジョニー・デップが、奇術師ハリー・フーディーニ役の新作映画への出演交渉に入ったとThe Hollywood Reporterが伝えた。
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本作は、作家ウィリアム・カルシュとラリー・スローマンが執筆した伝記本「ザ・シークレット・ライフ・オブ・フーディーニ: ザ・メイキング・オブ・アメリカズ・ファースト・スーパーヒーロー(原題) / The Secret Life of Houdini: The Making of America's First Superhero」を基にした映画になるという。脚本はノア・オッペンハイムが執筆し、映画『RED リターンズ』のディーン・パリソットが監督することになっている。
「脱出王」の異名を持つ奇術師ハリー・フーディーニは、1874年にハンガリーのブダペストで生まれ、1878年にアメリカに移住。1891年にアメリカで出版された霊媒のトリック解説本「霊媒術の暴露」(著書匿名)に書かれていた「縄抜け」に惹(ひ)かれ、マジシャンの世界に入っていく。その後、掛けられた手錠を外す「脱出術」などで一躍名をはせていくが、そのマジックが原因で、1926年に急性虫垂炎で亡くなっている。
近年、ジョニーは、映画『ローン・レンジャー』『トランセンデンス』などの興行成績がいまひとつ振るわず、大作ではない独立系映画で巻き返しを図る可能性は大いにあると見られている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)