マイケル・ファスベンダーが決して被り物を脱がないバンドマンに!『FRANK -フランク-』10月日本公開
マイケル・ファスベンダーが決して被り物を脱がない謎のバンドマンにふんした映画『FRANK -フランク-』が10月4日より日本公開されることがわかった。併せて公開された場面写真は、マイケルが『ハリー・ポッター』シリーズのビル・ウィーズリー役で知られるドーナル・グリーソンと抱き合う姿を捉えたものだが、マイケルは人の顔の2倍はある大きな被り物をしているため誰だか全くわからないというシュールさだ。
本作は、青年ジョン(ドーナル)が常に被り物姿のフランク(マイケル)擁するバンドに加入したことで巻き起こるあれこれを描いたコメディードラマ。破天荒だがバンドメンバーから信頼・尊敬されるフランクの不思議な魅力に惹(ひ)かれていくジョンだったが、バンドがアメリカの人気フェス「SXSW」に招かれた際、フランクの様子が突如おかしくなりバンドは解散の危機に。フランクはなぜ被り物をしているのか、ジョンはフランクの過去を探り始めるのだが……というクスっと笑えて時にホロリとさせられるストーリーが展開する。
コメディーでありながら、被り物に隠された素顔まで表現するマイケルの圧倒的な演技力が見どころなのはもちろんのこと、美しい顔は封印しつつもムキムキの肉体はさらけ出しているのでこちらも必見。さらに劇中ではノイズ系バンドとしてさまざまな楽器を演奏するだけでなく、ボーカル役ということで歌声も披露している。ちなみに、フランクのモデルとなったのは、イギリスでカルト的人気を誇った音楽コメディアンの故フランク・サイドボトムだ。
ジョン役のドーナルは『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『スター・ウォーズ/エピソード7(仮題)』と話題作への出演が続く期待の若手で、ヒロイン役には『クレイジー・ハート』『ダークナイト』などの演技派マギー・ギレンホールがキャスティングされている。メガホンを取ったのはアイルランドのレナド・エイブラハムソン監督。(編集部・市川遥)
映画『FRANK -フランク-』は10月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開