ケヴィン・スペイシー、上演中にケータイを鳴らした観客に注意 見事な対応に拍手喝采
オスカー俳優のケヴィン・スペイシーがイギリス・ロンドンでの舞台上演中、携帯電話を鳴らした観客に注意したが、その際の対応が見事だったとして話題になっている。
Mirror Onlineによると、ケヴィンは現在、自身が芸術監督を務めるロンドンのオールド・ビック・シアターで上演されている一人芝居の法廷劇「クラレンス・ダロウ」に出演中。事件が起こったのはその初日で、ケヴィン演じる主人公の弁護士が無罪を主張しているシーンの最中、客席から携帯電話の着信メロディーが聞こえてきたのだという。
着信メロディーがだんだんと大きくなるにもかかわらず誰も応答しないという事態を前に、ケヴィンは演じていた弁護士の口調で「誰も電話に出ないなら、わたしが出るぞ!」と舞台上で携帯電話の持ち主を叱責。着信メロディーすらも演出の一部だったかのように見せ掛ける見事な機転に、観客から拍手喝采が送られた。
ケヴィンといえば、1995年の『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞助演男優賞を、1999年の『アメリカン・ビューティー』で同主演男優賞を受賞している現代を代表する名優。今回のように、とっさの出来事にも即座に対応できる演技力は見事というほかない。(編集部・福田麗)