浜田省吾、10年ぶり新曲が初の映画主題歌に!
シンガー・ソングライター浜田省吾の約10年ぶりとなる新曲「夢のつづき」が、「マスターズ甲子園」を題材にした中井貴一主演映画『アゲイン 28年目の甲子園』(2015年1月公開)の主題歌に決定した。かつて浜田の楽曲をモチーフにしたショートムービーが製作されたことはあるものの、彼が書き下ろし楽曲を映画主題歌として提供するのは1976年のソロデビュー以来初めてのこと。
『アゲイン 28年目の甲子園』が題材としている「マスターズ甲子園」は、高校野球部のOB / OGが、世代、性別、甲子園出場経験の有無、元プロ・アマチュア等のキャリアの壁を越えて出身校別にチームを結成し、「甲子園球場」を再び目指すための大会。元高校球児の浜田は同大会にテーマソング「光と影の季節」を提供するなど交流があり、初の映画主題歌が本作のものとなったのはある意味必然といえるだろう。
10代のころから浜田のファンだという大森寿美男監督は、浜田による主題歌提供に「甲子園での撮影にも来ていただいて、一つのイメージを共有できたことは、この上ない幸せでした」と大感激。楽曲については「今の浜田省吾さんにしか歌えないと思わせてくれるような、包容力にあふれ、どこか懐かしくも新鮮な風を感じるものでした。物語のつづきをそっと誰かに手渡してくれる、そんな映画の余韻となるすてきな曲です」と表現している。
また、主演の中井は「人は生を受けた瞬間から死に向い歩き出す。子から大人へ変わりゆく影。子供の成長を知り、大人は喜び、その喜びを知ることで自分の老いを知る。常に相反する物が存在する人の一生。その中で夢を持ち、夢を語り、追い、夢を託す。移り行く夢こそが、大人への証なのかもしれません。この曲を聴いて、そんな世界が広がりました」とコメントを寄せた。
なお、浜田の既存の楽曲「君に捧げるlove song」(2003年リリース)が、林家たい平が主演・企画を務めた落語を題材にした映画『もういちど』(2014)の主題歌として使用されることも併せて発表された。メガホンを取ったのは、浜田のライブやミュージックビデオなどほぼ全ての映像作品に携わっている板屋宏幸監督。(編集部・市川遥)
映画『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月全国公開
映画『もういちど』は8月23日より全国公開