榮倉奈々、女優10年目の決意!過去には逃げ出そうとしたことも
女優・榮倉奈々が14日、新宿バルト9で行われた『わたしのハワイの歩きかた』の初日舞台あいさつに登壇し、過去に逃げ出そうとしたことがあったことを告白した。この日はほかに、高梨臨、瀬戸康史、加瀬亮、前田弘二監督が登壇した。
同作は、ハワイでの友人の結婚式の2次会を仕切ることになったヒロインが、調査を口実にハワイの夜を満喫する姿を映し出すコメディー。前田監督は「ハワイでオリジナルの映画を作らないかと言われ、作った。オリジナルの映画は難しいし、ましてハワイで撮るなんて何を考えているんだろうと思った」と当時を振り返った。
「今日こんなに集まっていただいたので、舞台あいさつは1回の予定だったけど、2回やらせていただくことになった」とうれしげにあいさつした榮倉は、演じた主人公・みのりについて「人との出会いでいろいろな経験を拾っていけたから、新しい道を見つけることができたのはうらやましい。わたし自身はできないけどそういう方法があってもいいと思う」と明かすと、自身を顧みて「(これまでに)逃げ出したいこともあり、実際、脱出の旅に出た時は失敗した」と苦笑いを浮かべた。
2004年のNHKドラマ「ジイジ ~孫といた夏~」で女優デビューした榮倉にとって、女優人生はすでに10年目。「仕事を続けて、すてきな先輩に出会えた。つらい時に相談すると背中を押してくれる人もいる。やめたり、新しい道を見つけるのも手だけど、続けていて見つけられるものもあるから、なるべく続けていきたい」と今後の女優生活への意気込みを語った。
そして最後に榮倉は「本日皆さんに観ていただいて、映画が皆さんのものになるんだなと思うと多少複雑な気持ちもある。でもどうか、もっとたくさんの人に観てもらいたいのでお願いいたします」と締めくくった。(取材・文/波江智)
映画『わたしのハワイの歩きかた』は公開中