園子温監督ラップ・ミュージカル映画『TOKYO TRIBE』、主題歌はAI!作詞も担当
園子温監督の新作映画『TOKYO TRIBE』の主題歌「HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM」を、楽曲「Story」「ハピネス」などで知られる歌手のAIが歌うことが明らかになった。
本作は、シリーズ累計250万部の売り上げを誇る井上三太の人気漫画「TOKYO TRIBE2」を原作に、さまざまなトライブ(族)が存在する近未来の“トーキョー”で、お互いの縄張りを暴力で守ろうとする若者たちを描いた作品。園監督は今作で「セリフをラップで奏でる」という手法を採用。登場人物たちは役者もラッパーも関係なくほぼ全員、ヒップホップ音楽に合わせてラップを披露し、アクションシーンでも戦いながらラップをするという新たなジャンル「バトル・ラップ・ミュージカル」に挑んでいる。
AIは主題歌の作詞も担当。曲を手掛けたことについて「映画のエンディングが、楽曲とつながっていて、主題歌が流れた瞬間はうれしかったです」と喜びを見せていた。同曲には映画に出演しているYOUNG DAISやSIMONらも参加している。
また、「ちょうど私が東京に引っ越してきたころ、自分はもちろん周りの友達がみんな読んでいたすごい漫画。それを園監督が映画化と聞いて、これはヤバイことになるなと! もともと園監督の映画は、普段絶対に見られない光景を見せてくれるから大好きで」と漫画のみならず監督のファンでもあることを明かしたAI。
映画について「登場するキャラクターが、みんなカッコいいので、若い人はまねをしたくなるかもしれないですが、メラやWARUをまねしないように! ラブ&ピースな海くんを見習ってください(笑)」とメッセージを送りつつも、「この映画でしか集まらない日本のヒップホップ界を支えるラッパーたちがオールスター出演しているので、そこに注目して観てもらいたいです」と歌手ならではの見どころを紹介していた。(編集部・井本早紀)
『TOKYO TRIBE』主題歌「HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM」は7月23日から配信、主題楽曲が入ったサウンドトラックアルバム「TOKYO TRIBE - ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK」は8月20日に発売予定
映画『TOKYO TRIBE』は8月30日より新宿バルト9ほか全国公開