関ジャニ安田、娼婦に恋する男に！舞台・現代版「ロミジュリ」に出演！

　関ジャニ∞の安田章大が、今年10月上演予定の舞台「ジュリエット通り」に出演することが明らかになった。共演は大政絢、風間杜夫、高岡早紀など。作・演出は俳優としても活躍する岩松了だ。

　同作は、富裕層相手の高級娼婦館で働く、ごく普通のありふれた主婦たちの売春を背景にした現代版・岩松版「ロミオとジュリエット」とでもいうべき作品。父への複雑な感情と、嫌悪すら持っていた女への愛に目覚め、激しい恋情に自分をコントロールできない太一（＝ロミオ）を安田が、知られざる過去を持つ娼婦でありながら純粋な太一に惹（ひ）かれてしまうスイレン（＝ジュリエット）を大政が演じる。「娼婦と、その情夫、その息子」という三角関係がもたらす障害の中で、太一がどのように恋を貫くのかが描かれる。

　今年CDデビュー10周年を迎える安田は「デビュー10周年で、グループとしても個人としても1つの節目の年ですし、今まで培ってきた自分の力量を試せるチャンスをもらえたように感じました」と本作出演への思いを吐露。「岩松さんの世界観で新しい経験をすることで、自分が今までやってきたことがどれだけ通用するのか、何が足りないのかを模索し、そこから這い上がって最高の結果を出せるように努力していければと思います」と意気込んだ。

　その安田について、作・演出の岩松は「安田さんは、アイドルグループの一員としての明るくはつらつとした一面と、芝居で垣間見せる真摯（しんし）でひたむきな姿勢が魅力だと思います」と明かすと、「今回の舞台では、どっぷりと芝居の世界に浸ってもらい、新たな一面で、いい意味でファンの期待を裏切ってもらいたいと思います」と新境地に期待を寄せた。

　また、安田と初共演となる大政はこれが本格的な舞台初挑戦。これまで演じてきた同世代の役よりも背伸びした役柄となり、「非常にチャレンジングな役なので、稽古が始まるのが楽しみでもあり、怖さや緊張もあります」と心境を明かしている。（編集部・福田麗）

Bunkamura25周年記念シアターコクーン10月公演「ジュリエット通り」は10月8日～31日に上演　他、大阪公演など地方公演あり