ポール・ウォーカーさん、最後の主演作『フルスロットル』は9月公開
昨年11月に交通事故のため、40歳の若さで死去した俳優のポール・ウォーカーさんの最後の主演作『Brick Mansions』の邦題が『フルスロットル』に決定し、9月6日より新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが明らかになった。
同作は、『ワイルド・スピード』シリーズで知られるポールさんがカーアクションのみならず、肉弾アクションにも果敢に挑戦したサスペンスアクション。暴力とドラッグがはびこるデトロイトの一角でマフィアの調査を進める潜入捜査官ダミアン(ポール・ウォーカー)は、マフィアが中性子爆弾を奪い、起動させたという情報を得る。タイムリミットはわずか10時間、人質は300万人のデトロイト市民……ダミアンは、マフィアに恋人を誘拐された男リノ(ダヴィッド・ベル)と手を組み、危険なミッションに挑む。
脚本を手掛けるのは、『レオン』『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソン。そして監督を務めるのは、『トランスポーター3 アンリミテッド』『96時間/リベンジ』といったベッソンのプロデュース作品で編集を担当し、信頼の厚いカミーユ・ドゥラマーレ。リュック・ベッソンが脚本・製作を手掛けた2004年のハードアクション映画『アルティメット』をさらにパワーアップさせたかのような作品になっているといい、この手の映画ファンは見逃せない一作だ。
将来を嘱望されながらも、40歳の若さでこの世を去ったポールさん。撮影途中だった『ワイルド・スピード』シリーズ最新作はポールさんの弟たちが代役として出演し、完成させることがすでにアナウンスされているため、最初から最後まで一つの役をポールさんが演じきったのは本作が最後。スクリーンでの勇姿を胸に刻みたいというファンも多いだろう。(編集部・福田麗)
映画『フルスロットル』は9月6日より新宿ピカデリーほかにて全国公開