実写版「くまのパディントン」に暗雲?パディントン役のコリン・ファースが降板
児童文学「くまのパディントン」の初実写版映画『くまのパディントン』で、パディントンの声を担当するはずだったコリン・ファースが降板することがわかった。Entertainment Weeklyが報じた。
コリンは「僕らは“意図的な別れ(conscious uncoupling)”を選択しました」と声明を発表。グウィネス・パルトローがクリス・マーティンとの破局を発表した際に使用したフレーズを混ぜるというジョークを飛ばしつつも、「この楽しい生き物が出来上がっていくのを見て、彼がわたしの声ではないことを実感しほろ苦く感じます」と残念な気持ちをこぼしていた。
同作で監督を務めるポール・キングは、コリンの降板の理由として「わたしたちは声を愛し、クマを愛していました。しかし若いクマに声がフィットしていないということに合意しました」とコメント。コリン自身もそれは感じていたようで「このクマを守りたいという思いが今でもありますので、彼にぴったりの声を探そうと提案してみんなを困らせています」と明かしていた。
イギリス公開が11月28日に差し迫り、オフィシャルサイトではすでに予告編も公開されている中で、キャストの降板が発表されるのは異例のこと。今のところ公開日の変更は予定されていないという。
本作には、邪悪な剥製師ミリセント役でニコール・キッドマン、ブラウンさん役で「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」のヒュー・ボネヴィル、ブラウンの奥さん役で『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンス、ブラウン家の家政婦バードさん役で『ハリー・ポッター』シリーズのウィーズリー夫人役で知られるジュリー・ウォルターズが出演する。(編集部・井本早紀、澤田理沙)