16年大河主演は堺雅人!三谷幸喜の「真田丸」
2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」(作・三谷幸喜)の主演に俳優の堺雅人が決定したことが明らかになった。「新選組!」(2004)、「篤姫」(2008)に続く3度目の大河出演で人気武将・真田信繁(幸村)を演じることになった堺は「撮影はまだまだ先ですが、皆さまとともに戦国時代を旅することを心待ちにしています」と語っている。
真田信繁は、上杉景勝、豊臣秀吉の人質として若き日を暮らし、関ヶ原の戦いでは西軍に付いて高野山に幽閉、大坂の陣では真田丸と呼ばれるとりでを作り徳川家康軍を相手に果敢に戦うも、大坂夏の陣にて戦死した人物。本作では、真田十勇士を従えた英雄的な「真田幸村」の活躍ではなく、戦国時代を実際に生きた「真田信繁」を中心とした人間味豊かな物語が描かれることになる。
堺は、今回演じることになった真田信繁という人物について「49年の生涯のうち、さいごの1年間に人生の輝きのほとんどが集中しているイメージをもっています。『真田幸村』としてこれだけ有名な人物にもかかわらず、大坂城攻防戦以外の、大部分の時間が歴史にうもれていている気がするのです」とコメント。「けれども逆にいえば、それだけ想像の余地があるわけで、その空白の時間を三谷さんがどう描くのか、どんな新しい人物像がうまれるのか、たのしみで仕方がありません」と脚本の完成と撮影の日を待ちわびている。
屋敷陽太郎チーフ・プロデューサーは堺の起用理由について「堺さんは、三谷さんが創り出す真田信繁に真摯(しんし)に向き合い、命を吹き込み、信繁を“生き”ていただける方です。堺さんが“生きる”信繁を観たいのは、わたしたちスタッフだけでなく、全国の視聴者の皆さんも同じ気持ちだと強く感じています」と説明している。(編集部・市川遥)
NHK大河ドラマ「真田丸」は2016年1月より放送(全50回)